2009年03月12日

財産がない時の自己破産手続き

自己破産を申し立てたうちの実に9割もの人が、財産の無い状態だと言われています。

実際、財産を所持しているのならその時点で換金して借金返済にあてるべきというのが通念としてあるので、現実的にそのように要求されることもあるでしょう。そのため、裁判になる段階では自己破産を申し立てた人のほとんどが財産の無い状態ということなります。
この場合、財産が無いので当然分配は行うことができず、そのため同時廃止事件での扱いが決定し手続が行われます。

では同時廃止事件扱いとなった場合、手続きはどのようにすればよいのでしょうか。
まず、破産手続の開始決定となった場合、それはイコール破産手続終了と言う意味なのです。
と言うのも、そもそも財産が無いのですから他の手続をする必要も無いのです。

つまり、破産手続の開始は破産手続の完了を意味します。
だから「同時」廃止と言うわけなんですね。
つまり、同時廃止事件の手続というのは具体的には何も無いに等しいです。
当然、わざわざ弁護士に行ってもらう必要などありません。

ただし、これで全ての自己破産の手続が完結したわけではありません。
破産手続が終わっても、次に一番重要な免責手続が残っています。
免責がきちんと認められなかった場合は借金が帳消しとならないので、この点は十分に注意して下さい。

ただ、個人の自己破産の場合、破産手続開始の申し立てをしたことで免責の申し立てもしたとの扱いになるので、一度申し立てを行ったらその後は結果を待つということになります。
このあたりの手続は、破産法改正によってかなり簡易化されています。

手続がここまで進んだら、後の結果は神頼みといったところでしょうか。
posted by 物知り博士 at 12:00| 自己破産手続方法