2009年03月13日

破産時の同時廃止と管財

破産手続開始が決定した後の流れを確認する前に、まずは自己破産に関するおさらいをしておきましょう。
自己破産とは、作ってしまった借金を帳消しにしてもらうための制度ではありません。

結果的には、返済不可能になった場合に返済する義務を免除するという形にはなりますが、それは「無い袖はふれない」ということで、債権者側もこれ以上回収不可能な取り立てに無駄な時間と費用は使いたくないだろう、という観念のもとに、制度として少しでも建設的解決をしようという考えで作られました。つまり、借金を抱えた債務者に対して決して都合のよい制度ではない、ということです。
言い方を変えると、基本的には債権者にとって優しい制度だと言っても過言ではありません。

その為、自己破産が確定した後は、債権者に不公平の無いように財産の分配をするための制度と言ってもいいでしょう。
自己破産をする場合、まずこのことは頭に入れておいて下さい。

そのことを踏まえたうえで、破産手続の開始決定となった後の流れを確認していきましょう。
この決定がなされた後は、債務者に財産があるか無いかによって手続きが2つに分かれます。

財産がある場合は「管財事件」、無い場合は「同時廃止事件」として扱います。
事件という名前がつくと何だか犯罪みたいだと思うでしょうが、実際に犯罪扱いになるわけではありませんので安心して下さい。

管財事件と同時廃止事件では、手続にかかる時間も内容も全く違ってきます。
どちらになるか自分では選択できないので、自分の財産状況について正確に伝えた後は、指示を待つ状態になります。
基本的には、換価可能な財産が少しでもあった場合は管財事件になっていきます。
posted by 物知り博士 at 12:00| 自己破産について