2009年03月14日

自己破産手続の開始決定とその後

自己破産申し立てをして問題なく審尋が通った場合、破産手続の開始決定とみなされます。
つまり、申し立てをして受理された場合、債務者から破産者と立場が変わるわけです。

自己破産することを目的として申し立てをしたので、開始決定はとても喜ぶべきことではありますが、同時にやるせない気持ちも沸いてくるでしょう。
ただ、この後もやることは山ほどあるので、ここで気持ちが途切れないようにしなくてはいけません。公告されてから2週間経つと、自己破産の手続開始決定の確定となります。
もちろん、本人への通告はその前です。
この段階で自己破産そのものが成立したのかというと、実際にはまだ成立ではありません。

破産者となったとは言え、借金が帳消しになったわけではありません。
これから、借金整理について様々な手続をしていくことになります。
この段階では、その権利をやっと得たに過ぎません。
言ってみれば、まだ前半戦が終わったばかりです。
そして、ここからが重要になると思って下さい。

破産手続の開始決定がされた後、正式に財産の処分が開始します。
ここで重要となるのは、所持する財産があるか無いかです。
財産と言っても、自己破産を申し立てるぐらいなので当然貯金があるわけではないでしょうし、もしあるとすれば返済にまわしていることでしょう。

ここで言う財産とは、換価することが可能な土地や家などの物件や物品のことです。
自己破産で実は最も神経を使うのが、この財産分与に関することなのです。

実際、破産だけでなく葬式の際にもこのような財産分与が大きく問題となって、後に裁判沙汰になるケースもあります。
財産やお金の分与というのは、どのような場合でもとても神経を使う作業です。
もちろん上記の状況とは多少違いがありますが、それでも少し苦労があるであろうことは覚悟しておきましょう。
posted by 物知り博士 at 12:00| 自己破産について