2009年03月19日

破産手続と免責手続

自己破産を申し立てする前に、知識として認識しておかなければならないのが、破産手続と免責手続です。

自己破産を行う時、この2つの手続き一番最初に行うことになります。
この2つは一体化されているものでは、別々に手続きを行う必要があります。まずは破産手続からです。

破産手続きを簡単に言うと、裁判所が申し立てをしてる人の借金返済能力が限界を超えてしまって難しいということを認定し、債権者に対して現在残っている財産を不公平にならないように分配する、ということを認めてもらう申請です。
要するに、自己破産の認定手続きだと考えていいでしょう。

破産手続の内容を見ていると、この申請さえ通れば自己破産が成立するような印象はありますが、実際にはこれだけでは自己破産は成立しません。

もう一つ、大事な免責手続というものがあります。

免責手続とは、借金の返済を免除してもよいかどうか、それが適当かどうかなどを裁判所が判断する手続きです。

裁判所自体が「この人にはもう返済能力が無く無理だ」と認定して、「それでは残りの財産を不公平の無いようにちゃんと分けてしまおう」とするのが破産手続ですが、それに対して免責手続は「この人の借金を全て無かったことにしてもよいかどうか?果たしてそれが正義なのか?」と裁判所が判断するものです。

言い換えると、借金そのもののデータで判断されて行われるのが破産手続で、申し立てている人の経歴などを元に行われるのが免責手続といった感じでしょうか。
つまり、借金そのものは返済不可能だという認定がされても、免責にするのは適当ではないと裁判所にて判断がされた場合は、自己破産はできません。

とは言え、破産手続で認定されれば、免責手続が通る確立は90%です。
要するに、よほど酷い経歴でや身勝手な借金を繰り返している状態でなければ、大丈夫ということです。
posted by 物知り博士 at 12:00| 破産と免責